第12番 汲月院

【歴史・由来】

26番洞雲寺へ向かう細い路地を行くと汲月院が右手に見えてくる。守護仏の子育て観世音菩薩は幼子を抱き上げた立像である。他に不動明王像、金勢大明神がお祀りされている。当院の創始年代は不詳であるが元禄検地帳に「地蔵堂」とあるのがその前身で、宝暦の除地には2畝歩とある。文政元年(1818)牛丸七兵衛平当義その亡き父、保常院菩提のため、規模を拡張し堂宇を改造して、幽祠庵と改称した。その後、静岡県志太郡に永年無住となっていた曹洞宗 汲月院(創立明暦元年)を宗門の碩学丘宗潭老師(伊豆修善寺)の力添えを得て洞雲寺の末寺として幽洞山汲月院と改称した。金勢大明神は大津神社下にあった池の中州にお祀りしてあったが、参道の拡張工事に伴い当院に安置される。赤銅製の金勢大明神は丈26cm太さ22cm重さ7.5kgという、堂々とした男性シンボルだという。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
1
2
3
4
5
6
7
8
9
御詠歌

ただたのめ あさひ ばかりに あらざれば
ほとけの ちかい よるひるはなし

概要

第12番 幽洞山 汲月院(きゅうげついん) 曹洞宗

◇本尊 釈迦牟尼仏

◇観音 子育て観音菩薩

所在地

〒506-1161 飛騨市神岡町船津392

tel.0578(82)0004

内経受所

本堂内

拝観料

なし

駐車場

本堂隣に乗用車5台 マイクロバス駐車可能

アクセス

26番 洞雲寺 → 12番 汲月院

◎距離:約100m

◎徒歩3分

新年祈祷会/1月1日

開山忌/6月28日

成道会/6月28日


■ご開帳

金勢大明神 随時(事前連絡要)