第16番 円城寺

【歴史・由来】

承久3(1221)年9月、江馬輝経が鎌倉から飛騨入りするとき、念持仏としている聖観音を安置して、殿村に円城寺を建立しました。 江馬家(初代輝経)累代の菩提寺として続きましたが、十六代輝盛は天正10 (1582)年、荒城の三木自綱に敗れて没落しました。兵火にかかって一時は廃絶となっていましたが、三木氏を破って飛騨の領主になった金森家二代可重が寺を再興しました。後に金森頼母重直が、姫田三郎右衛門に命じて慶安2(1649)年、現在の神岡町市街地に移しました。 今の本堂は高山の保寿寺を移したものです。神岡町が船津町だった時代、数々の大火があり、円城寺も文化11(1814)年8月、明治28(1898)年5月、昭和4 (1929)年5月に類焼しています。 馬頭観世音菩薩は年代を感じさせるくすんだ厨子の中に安置されています。扉を開けると高さ十数センチの座像と対面でき、頭部を見ると、文字通り馬の頭の飾りが取り付けられています。

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御詠歌

天照あまてらほとけのめぐみありければ

松吹く風もみのりなるらむ

概要

第16番 天照山 円城寺(えんじょうじ) 曹洞宗

◇本 尊 釈迦牟尼佛

◇観 音 馬頭観世音菩薩

所在地

〒506-1161 飛騨市神岡町船津大門町

tel. 0578(82)0306 fax.0578(82)6306

納経受所

玄関

拝観料

なし

駐車場

境内に5台

Eメール

rancyu0024@hidatakayama.ne.jp

アクセス

21番 金龍寺 → 16番 円城寺

◎距離:約15km

◎車で約15分

年中行事

涅槃会/2月15日

花まつり/4月8日

秋葉三尺坊例祭/5月21日

馬頭観音例祭/8月8日

開山忌/11月21日

成道会/12月8日

東方薬師如来例祭/毎月8日

高野山弘法大師例祭/毎月21日

彼岸会(7日間)/春・秋


■新しい行事

灯篭流し/8月15日