第32番 正宗寺
【歴史・由来】
飛騨の冬は長く、それだけに、雪解け後の活発な自然の変化が楽しめます。早春のフクジュソウから始まり、5月から6月にかけて咲くシャクヤクは見ごたえがあります。 正宗寺は「芍薬の花寺」として知られ、シャクヤクの時期には「花の山寺コンサート」を本堂で開きます。 また、境内の栄山閣では、1年を通じて独り芝居や禅スクールなどを催します。寺に催しが多いのは、人との出会いを大切にしたいという思いから。「個人を大切にしたい」という意向の表れでもあります。 創立年代は不詳ですが、同じ高山市丹生川町の千光寺の末寺として真言宗に属し、慶長元(1596)年、曹洞宗に改宗し、寺を現在地へ移したといいます。素玄寺の二世格応門越を迎えて住職にしました。ここを開基として、素玄寺の末寺となりました。 本堂、庫裏、山門、鐘堂は第四世の代、享保年間(1716―36)に建立されました。ほかに観音堂、地蔵堂、薬師堂があります。シャクヤクの栽培と寺の美化に力が入れられたのは、明治、大正のころです。
概要 |
第32番 大貴山 正宗寺(しょうそうじ) 曹洞宗 ◇本 尊 釈迦牟尼佛 ◇観 音 十一面観世音菩薩・西国坂東秩父百観音 ◇円空仏 薬師如来 |
---|---|
所在地 |
〒506-2133 高山市丹生川町北方1004 tel. 0577(78)1080 |
納経受所 |
玄関 |
拝観料 |
なし |
駐車場 |
あり・門前横に普通乗用車30台・バス5台 |
Eメール |
taiseki2104@yahoo.co.jp |
URL |
|
アクセス |
31番 善久寺 → 32番 正宗寺 ◎距離:約11km ◎車で約14分 |
年中行事 |
大般若法要/元旦 午後1時半 涅槃会・春彼岸会法要/春彼岸中 坐禅会/夏季早朝不定期開催 盆施食会/8月中旬の土日 秋彼岸会/秋彼岸中 成道会/12月上旬の土日 |