第19番 玄昌寺
【歴史・由来】
創立の年代は分かりませんが、元和6(1620)年に高山の素玄寺二世、格翁門越大和尚が再建して開山となり、曹洞宗になったといいます。 文政4(1821)年の春、集落の火災で焼失し、同6年、十世巨峯臨山大和尚のときに再建しました。 明治29(1896)年夏、再度の火災で集落とともに焼失し、同35年に再建されて、現在に至っています。檀家で素封家の桑ヶ谷治郎兵衛は、天明(1781~88)のころ、家のうしろに尼室水月庵を建て、延命地蔵を祀りました。数代、尼僧が住みましたが、廃庵となって、本尊は玄昌寺に移し、安置されています。 寺宝は重なる火災で失われています。しかし、安産と子どもの健康に霊験あらたかとされる子安観世音菩薩は、開基以前から祀られていると寺伝にあります。 円空作の韋駄天像も拝観できます。素朴で個性的な像には、円空独自の大胆な作風を特徴的に表しており、宮川町内では最も優れた円空仏だという評価もあります。飛騨市の文化財に指定されています。
概要 |
第19番 久雲山 玄昌寺(げんしょうじ) 曹洞宗 ◇本 尊 釈迦牟尼佛 ◇観 音 子安観世音菩薩 ◇円空仏 韋駄天 |
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所在地 |
〒509-4542 飛騨市宮川町杉原542の1 tel. 0577(62)3282 fax.0577(62)3282 |
納経受所 |
本堂 |
拝観料 |
なし |
駐車場 |
あり・境内に普通車10台 |
Eメール |
syoshin@poem.ocn.ne.jp |
アクセス |
15番 洞泉寺 → 19番 玄昌寺 ◎距離:約18.5km ◎車で約25分 |
年中行事 |
春祈祷大般若/1月1日 春彼岸会・涅槃会/3月 開山忌/7月 成道会/12月 |